古い家具や建具の話

先日相談がありました。

 

【古道具屋で買った棚をサイズ詰めしてほしいという内容です。入れたいもののサイズにしたいと。。。】

 

画像は古い備え付きの家具をお客様が使いたい要望をきいて、もともとの家具に棚を入れて使いやすくした事例です。

このようにもとの形を生かして手を加えるのはいいんですが、古いものをあんまりいじってしまうのはと思うんです。

たまに古い建具を入れてほしいと頼まれますが、サイズが合わないのを切ったり足したりするのは、基本的にはどうかと思うんです。

古いものはそこに佇むだけで、説得力があるし、存在感あるし、風情があるんです。

だからそちらをいじめて合わすんでなく、こちらが歩みよって寄り添うほうがいいと、私は思うんです。

 

古いものに限らず、相手に歩み寄ったり、相手をたててそっと寄り添ったりは大事なことだし、それは木工も人も一緒。だと思うんです。

でもなかなか相手があることなんで、すんなりとはいきませんが。。。w

 

古い家具には今ではなかなかみられない作り方をしていることが多いです。建具はもっとです。

色は経年変化でいい味がでてますし、傷も味です。

 

人も同じで、歳を重ねた魅力ってありますよね。

そんな風になれるように日々精進いたします。(笑)

 

話戻って。。w古い家具は壊れているところを直し、なるべくもとのまま使うことを前提に、使いやすくすることを模索します。建具は入れるところの枠のほうを工夫して、入るように考えます。どうしてもそれが出来ないときは、建具の趣を損なわないやり方を模索します。でもそうやって古いものやあるものを使うように努力するの大好きです。